今回のブログのテーマは、犬や猫を愛する人にはとても気になる「アニマルウェルフェア(動物福祉)」!難しくてよくわからない、でも興味がある、というお声が多いのですが、動物と暮らす側としては色んな人に紹介できるようになりたいですよね。これはMore Than Usでもずっと大切にしてきたテーマ。基本をご紹介します。

アニマルウェルフェア(Animal Welfare: 動物福祉)は、人間が動物を「どう扱うか」を問題にした考え方です。欧米ではそのための法律があったり、一般の人にも良く知られている考え方ですが、日本ではまだなじみがありません。
「ウェルフェア」とは「幸せ」のこと。簡単に言えば、動物の「幸せ」にも配慮して行動する、という考え方です。「言葉を話せない」「理性を持っていない」ということが、倫理的な配慮をせずに人間が動物を扱う(例:虐待)理由に挙げられますが、アニマルウェルフェアで問題にしているのは、例えば喜びや痛み・苦しみを感じることができるか、という点。

その意味では、特に哺乳類はすべて、この対象となると考えられています。アニマルウェルフェアで難しいのは、どこで線引きをするのか、すべての動物を同様に扱うのか、といった点です。しかし、例えばコンパニオンアニマルである犬や猫が、喜び・痛み・苦しみを感じることができる、ということは分かります。
More Than Usでは、動物の幸せへの配慮の枠を、できるだけ大きく広げたい、そういう願いを根本に持って行動しています。