More Than Usのキーワード

ここではMore Than Usの記事などによく出てくる言葉やトピックについて簡単に説明しています。

カーボンフットプリント: Carbon footprint

カーボンフットプリント(carbon footprint)は直訳すると「炭素の足跡」で、商品やサービスが製造され最終的に廃棄・リサイクルされるまでの過程で排出される温室効果ガスの量を数字で「見える化」したものです。一見すると製造業などを行う企業のみが関係しているようですが、私達個人も日常生活の中で二酸化炭素などの温室効果ガスを直接的・非直接的に排出しています。

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肉食をめぐる食生活のあり方

ベジタリアニズムとヴィーガニズムは、どちらも肉食を避ける食生活のあり方ですが、二つの間には違いがあります。

ベジタリアニズム: Vegetarianism

ベジタリアンは、家畜はもちろん魚・昆虫を含む生き物の肉や、その肉を使って作られる加工食品・製品を食べません。ベジタリアニズムはヴィーガニズムに比べてゆるやかなスタイルと言われることが多く、卵・乳製品やハチミツは食べるというベジタリアンも多くいます。

ヴィーガニズム: Veganism

ヴィーガニズムもベジタリアニズムと同様肉食をしない食生活のあり方ですが、ヴィーガンは卵・乳製品・ハチミツも含め動物由来の食品は一切食べません。食品以外でも例えばレザー・シルクといった動物に由来する製品や、動物でテストされた製品を使わないライフスタイルがヴィーガニズムです。

フレキシタリアニズム: Flexitarianism

フレキシタリアニズム(flexitarianism)のflexは柔軟であることを意味する単語で、ベジタリアニズムやヴィーガニズムのように肉食を完全に「避ける」のではなく、「控える」食生活のあり方です。つまり、肉や動物由来の製品は食べるけれど意識的に回数や量を減らす、という食生活を指します。

動物福祉: Animal welfare

動物福祉(Animal welfare)は西洋で近代以降に発展していった概念で、家畜や展示動物・コンパニオンアニマルなど、人間の影響下にある動物が感じる苦痛やストレスを可能な限りなくそうとする考え方です。一般的に、以下の「5つの自由」が動物福祉においては共通認識・原則となっています。

  1. 飢えと渇きからの自由
  2. 不快からの自由
  3. 痛み・傷害・病気からの自由
  4. 恐怖や抑圧からの自由
  5. 正常な行動を表現する自由

家畜の動物福祉

この「5つの自由」はもともと家畜の動物福祉についてイギリスで提唱されました。畜産の現場で特に課題とされているのが工場式の畜産で行われる家畜のケージ飼育と、その飼育方法によって生まれる劣悪な飼育環境です。平飼いやフリーレンジ(放し飼い)といった飼育方法など、家畜にできるだけストレスや苦痛を与えず、可能な限り自然に近い行動がとれる方法での飼育が特に欧米では増えてきています。.

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